FX情報|各国の金融政策と経済データ

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各国の金融政策と経済データに注目

今月のドル円は各国の金融政策スタンスとグローバル経済データの結果に着目しながら取引されることになりそうだ。ユーロ圏信用懸念からグローバル株市場が不安定な状態にあることで、リスク回避の円買いは依然出易いが、米住宅市場や雇用市場への改善期待からリスク資産への投資、高金利通貨を買い・低金利の円を売る動きが強まる可能性がある。ただ、低金利の円はグローバル株動向に左右され続けており、欧米株が通常通り、6月から10月までの間に低調に動くとドル円の上値は抑えられる。

 

今月の注目材料は、RBA(豪中銀)、BOC(加中銀)、RBNZ(新中銀)、BOE(英中銀)、ECB(欧州中銀)、SNB(スイス中銀)、FOMC(米公開市場委員会)、BOJ(日銀)と最近為替市場に対する影響力が強まっているPBC(中国人民銀行)の今後の政策スタンスのほか、米雇用や住宅データなどを含むグローバル景気指標となる。金融危機による緩和政策からRBAは中国の堅調な商品需要増に牽引され先に金融引締めをス

タートさせているが、他の中銀もそろそろ出口戦略について考える時期に差し掛かっている。欧州情勢の不透明感から目先は現状維持になる可能性は高いが、グローバル経済の回復地合いの強まりに伴い、各中銀が年内に利上げする可能性を匂わせれば、長引くデフレに悩み緩和政策を取り続けなければならない日本の低金利政策を背景にした円売りが進め易くなる。

 

米金融政策については、6月22−23日開催のFOMC会合でも米FRBはFF金利の導入目標を0−0.25%に据え置くと予想される。5月19

日にリリースされた4月27−28日の議事録では2010年のGDP見通しは上昇修正されたことが示されたが、金融スタンスの変更に関する手掛かりは得られなかった。今後の経済データの改善或いは悪化で見方は変る可能性もあると思われるが、米経済成長が強まっている内容になれば、米連邦公開市場委員会(FOMC)はこれまでのキーワードである“当分の間”の変更或いは削除をする可能性が出てくる。ただ、繰り返し言うように、ポルトガル(Portugal)、イタリア(Italy)、ギリシャ(Greece)、スペイン(Spain)の財政不安を背景とする欧州情勢の不透明感から当分維持されると見る参加者も多い。

為替相場はカナダに注目

今晩は、利上げがあったカナダの雇用統計が発表される。雇用者数の増加幅は、事前予想では小幅となっているが、前回(4月)の大きな増加幅を含めて考えるとカナダの雇用回復期待の強さが感じられる。オーストラリアの利上げ打ち止め感が強まっているなか、次の利上げ先進国であるカナダに注目が集まっている。カナダの雇用環境の改善をきっかけにカナダドル買いが進む展開が見込まれる。

 

今晩は、毎月注目される米雇用統計が発表される。失業率の低下、非農業部門雇用者数(NFP)の大幅増加が見込まれており、ドル円は、米雇用環境の改善を昨日より織り込む展開となっている。昨晩発表されたADP雇用統計が底堅い結果だっただけに今晩発表予定の雇用統計に対する期待感も高いのだろう。おそらく指標の結果は、市場の期待に沿うものと思われるが、市場の予想を裏切る結果が多いのが米雇用統計の怖さ。すでにドル円などでは雇用統計の好結果が織り込まれているだけに過度な期待を持つことは危険なように思われる。

 

今晩の注目通貨ペア

 

ドル円、ユーロドル、カナダドル円

 

今晩の注目イベント

 

20:00

カナダ 失業率(5月)

予想 8.0% 前回 8.1%

 

カナダ 雇用者数(5月)

予想 15.0千人増 前回 108.7千人増

 

21:30

米 失業率(5月)

予想 9.8% 前回 9.9%

 

米 非農業部門雇用者数(NFP)(5月)

予想 536千人増 前回 290千人増(前月比)

 

G20、財務相・中央銀行総裁会議(5日まで)

 

 

 

米雇用統計は、世界の市場関係者の注目を集めており、発表される結果によっては、為替変動が激しくなるほか、スプレッドが著しく大きく広がる(ワイドになる)可能性があります。現在ポジションをお持ちのお客様や、6月4日(金)21時30分前後にお取引を計画されているお客様は、米雇用統計の発表を契機とした為替レートやスプレッドの変動にご注意くださいますようお願い申し上げます。なお、米雇用統計の結果によっては、翌月曜日(6月7日)オープン時の取引レートが、今週末(6月5日)のクローズレートと大きく乖離する可能性があります。現在ポジションをお持ちのお客様や、これよりお取引されるお客様は、翌週スタート直後、急激にレートが変動する可能性もあることをご考慮いただき、お取引いただきますようお願い申し上げます。また、万一の相場変動からお客様の保有しているポジションを維持するために、週を越えてポジションを保有されることを検討されているお客様は、取引証拠金を通常よりも多めに預けられることをお勧めいたします。